技術情報

[事例]下水処理場 雨水貯留池|長方形噴霧ノズルで個数削減と壁面洗浄の自動化を実現

この事例で使われている
ソリューション・製品

導入の決め手

  • 少ない個数で壁面全体をカバーし、洗浄力と給水条件を両立できるノズルを提案できたこと。
  • どの製品がいいのかわからない
  • 全部でいくらになるのか知りたい
  • まず何をすればいいの?
  • なんでもご相談ください

お客様の課題

下水処理場の改修を請け負った、あるプラントエンジニアリング会社様。
施設内の雨水貯留池では、雨水を排水した後に人手で壁面を洗浄しており、大きな負担となっていました。
この作業を自動化するため、スプレーノズルを活用した洗浄システムの設計を検討されていました。

貯留槽は幅4メートル、長さ40メートル。
中央に長手方向に沿って給水管を設置し、その配管上に等間隔でノズルを取り付けます。
各取り付け位置には、左右の壁面に向かって噴射するように2個のノズルを背中合わせに配置し、両側を同時に洗浄できるレイアウトを計画していました。

しかし、ノズルの選定に課題がありました。
当初は円形に噴霧する他社製ノズルを検討していましたが、壁面の高さ方向(垂直方向)は十分にカバーできるものの、水平方向のスプレー幅が足りず、洗い残しが発生する恐れがありました。
そのため、全面をカバーするにはノズルの取り付けピッチを狭めて個数を増やす必要が出てきました。

ところが、個数を増やせば給水量が不足し、規定の噴霧量を確保できなくなる問題に直面。
そこで、より少ない個数で壁面全体をカバーできるスプレーノズルを求めて、当社にご相談をいただきました。

いけうちからのご提案

当社は、長方形に噴霧するノズル「DDRP」をご提案しました。
このノズルは、同じ給水量でも円形噴射ノズルに比べて水平方向のスプレー幅が広く、取り付けピッチを無理に狭めることなく壁面全体をカバーできます。
加えて、水流の勢いも強いため、汚れをしっかり洗い流せる点も大きな特長です。

このノズルを採用したことで、当初のレイアウト通りに洗浄システムを設置できました。

導入効果

  • 水平方向において、従来の円形ノズルより広いスプレー幅を確保。
    ノズルの取り付けピッチを狭める必要がなくなりました。
  • その結果、ノズル個数を減らし、設備導入コストを抑制
  • 個数削減により、給水量の限界を超えることなく、規定の噴霧量を確保

その後、他の雨水貯留池への設置も進み、当社のスプレーノズルは今日も下水処理場で設備保全に貢献し続けています。

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