空調事業

濡れない霧の加湿システムで
全産業界に適切な湿度環境を提供

事業内容

空調事業は1979年、手で触れても濡れないさらっと乾いた霧『ドライフォグ』の発明とともにスタートしました。乾いた霧=濡れない霧を発生させるスプレーノズルは当初、紡績業界での調湿用に開発されましたが、次第により広い空間に対応できるよう加湿器の形に姿を変えます。その後さらに工場全体を加湿したい、全く異なる業界でも加湿に利用したいといったドライフォグ需要の高まりを受け、1985年に私たちは世界でいち早く加湿専門の事業を開始しました。

加湿事業というとわかりにくいかも知れませんが、ものづくりの現場では湿度環境と製造製品の歩留まりや品質などが密接に関係しており、私たちは湿度をその現場に最適な状態まで加湿・維持して各種トラブルが発生しない環境を構築することを目的としています。湿度を必要とする業界や目的は非常に多岐にわたります。湿度を適切に管理することはもはや全産業界での一般常識ですが、印刷・紙器・車輌・エレクトロニクス・プラスチック・繊維・食品などの業界においては特に重視される要素となっています。

そして私たちの強みは世界で唯一無二のドライフォグという霧、そしてこの数十年で培った知見とノウハウにあります。当時ドライフォグを作り出した際、平均粒子径10μm以下、かつ粗大粒子を含まない霧がドライフォグだと定義しました。この霧をどのように活用すればユーザー体験を最大化できるのか。現地調査・設計・導入・検証・メンテナスといった一連の流れを通して、ドライフォグだから可能な“こと”を私たちは追求しています。

またユーザーの課題に触れ、ドライフォグ加湿システムを実際のフィールドで運用していく中で、製品の強みや弱み、ユーザーの抱える真の課題など見えてきたものが沢山あります。こうして得た知見やノウハウをユーザーや製品開発にフィードバックすることで、ドライフォグ加湿システムはより高度に、使いやすく便利な加湿方法として現在世界88カ国で広く使用されるようになっています。

ドライフォグとSDGsの関係

この2つに関連性はあるの?と思われるかもしれませんが、実は非常に密接な繋がりがあります。現在喫緊の課題となっている地球温暖化やエネルギー問題といったSDGs達成への取り組みについて、私たちは1997年の京都議定書採択以前から加湿という切り口から活動してきました。

これまで産業界では重油をエネルギー源とした蒸気加湿方式が一般的に利用されてきました。これは化石燃料を消費し、CO2を排出し排熱を発生させ、さらにエネルギー効率の点から見て環境負荷の高い加湿方式です。

対してドライフォグ加湿は水を気化させる水噴霧方式です。化石燃料を使わず、微細化した水が直接空気に溶け込むことで湿度を上昇させることができます。そのためCO2を排出せず、排熱もなく、また必要な箇所のみピンポイントに加湿できるなど、自然環境に対し圧倒的に低負荷な加湿方式となっています。また重油を使用しないことでランニングコストも大幅に低減されます。

産業界にとって湿度管理は必要不可欠となっているため、いかに環境負荷を低く抑えるか、ということはとても重要です。私たちのドライフォグを活用することで、製品の品質向上と不良率低下だけでなく、製造コストや環境負荷も低減することが可能となります。とてもうまい話に思えますが裏も表もなく、事実そうなります。環境負荷低減と湿度環境の改善は両立可能ですので、課題の大小に関わらず霧のいけうちをぜひご検討ください。

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