景観事業

「雲海」という自然の神秘を
人工的に再現。
霧と光の演出で、
日常に夢の軌跡を描き出す。

幽玄にたなびく柔らかな「静」の霧や、圧倒的な迫力で向かってくる「動」の霧。
微粒化技術を駆使したミストスクリーンなど、霧の魔法で笑顔あふれる空間を演出します。

霧が織りなす風景を日常に

兵庫県朝来市には、天空の城として知られる竹田城があります。
9月下旬から4月上旬の早朝に、美しい雲海が見られることで有名ですが、必ず見ることができるわけではありません。

雲海は、湿った空気が放射冷却によって冷やされ、空気中の水蒸気が水粒子となることで発生する、自然現象だからです。

当社の工場にほど近い丹波篠山でも、朝霧をよく目にすることができます。
山裾で発生した霧が、幽玄な雰囲気を漂わせる様子は美しく、もしこの心洗われる風景を都会でも楽しめるとしたら、素晴らしいことです。

景観演出事業は、霧が生み出す雲海や光芒など、滅多に見ることができない美しい景色を、日常の中で楽しめる場をご提供することを目的としています。

私たちの持つ霧の技術で、皆さまに忘れることのできない素敵な思い出を演出することができれば…。そんな思いから始まった事業です。

自然の「美」に迫る

自然界の霧にはさまざまな表情が存在します。日本の原風景を思わせるような静かで柔らかな「静」の霧。入道雲を思わせる迫り来るようなダイナミックに「動」く霧。そんな多様な霧の魅力を再現し、奥行きのある演出効果を生むために、私たちは水粒子の細かさと、粒子の密度を緻密にコントロールしています。

雲海を創出するためには、大気中に水粒子を長時間漂わせなければなりません。落下せず漂うのは15μm以下の水粒子ですが、水粒子があまりにも小さいと、蒸発して消えてしまうため、ミクロン単位での粒子の制御が必要です。そのため、雲海を演出するために使用されるスプレーノズルの製造においても、極めて高い精度が要求されます。

霧の濃さは、噴霧する流量にも影響されるため、レーザー装置などのハイテク技術を用いて噴霧を計測し、データを定量化する必要があります。その後、熱流体解析(CFD)によるシミュレーションを行い、風や温度、湿度の影響も考慮しながら、自然現象を再現するに適した噴霧条件を導き出します。

ただ雲海を創るだけならば、大噴量のスプレーノズルが1種類あれば事足りるのかもしれません。

しかし、自然が生み出す美に迫るため、そして人に感動を与える風景を創出するため、私たちは手間を惜しまず、こだわりを持って霧と向き合い続けています。

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