技術情報

[事例]食器消毒保管機|熱風をまんべんなく届けるエアーノズルで乾燥・消毒ムラを解消

この事例で使われている
ソリューション・製品

導入の決め手

  • 庫内に分散して取り付けることで、熱風を効果的に行き渡らせるエアーノズルを選定できたこと。
  • どの製品がいいのかわからない
  • 全部でいくらになるのか知りたい
  • まず何をすればいいの?
  • なんでもご相談ください

食器消毒保管機とは?

洗浄を終えた食器を乾燥・消毒・保管するための機器で、病院、学校、福祉施設、社員食堂など、衛生管理が求められる施設で広く使用されています。

消毒にはいくつかの方式がありますが、なかでも熱風循環方式は最も一般的で、信頼性の高い方式です。
庫内に設けられたファンとヒーターにより高温の熱風が強制的に循環し、庫内全体をムラなく加熱。食器の乾燥と消毒、保管を一台で効率的に行えるのが特長です。

お客様の課題

ある業務用厨房機器メーカー様では、食器消毒保管機の次期モデルの設計にあたり、熱風をより効率的に循環させる機構の見直しを課題としておられました。

従来機では、熱風が庫内の特定箇所からのみ送られていたため、食器の置き方によっては熱風の流れが妨げられ、陰になる部分に熱が届きにくいという問題がありました。その結果、乾燥不良や消毒ムラ、温度分布のばらつきが生じ、装置全体の性能に影響を及ぼしていたのです。

この課題を、エアーノズルの活用によって解決できないかと、当社にご相談をいただきました。

いけうちからのご提案

当社がご提案したのは、42mm幅のフラットなパターンでエアーを吹き出せるノズル「TF-BF42」です。

これを庫内の上部と左右に分散配置することで、熱風を広く行き渡らせ、食器の置き方に左右されることなく、より効果的な乾燥・消毒を実現できます。

TF-BF42には樹脂製とアルミ製の2種類がありますが、今回は耐熱温度80℃の樹脂製ではなく、最高耐熱温度150℃のアルミ製を選定しました。これにより、熱風を伴う高温環境でも安心して使用できるほか、万が一何かがぶつかった場合でも破損しにくいという利点があります。

導入効果

テストの結果、期待していた通りの乾燥・消毒効果が確認され、当社が提案したエアーノズルは次期モデルに正式採用されました。

この結果、作業負担の軽減と省力化を実現する食器消毒保管機が完成しました。
当社のノズルは今日も、現場の衛生管理に貢献しています。

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