[事例]新聞印刷工場の挑戦|きくらげ栽培を支えるドライフォグ加湿器と散水用スプレーノズル


この事例で使われている
ソリューション・製品

お客様の挑戦
世界最大級の新聞印刷会社である東日印刷株式会社のグループ企業、
株式会社 毎日新聞首都圏センター様 が「きくらげ栽培事業」に新規参入されました。
デジタル化に伴って新聞の部数が減る中、新聞の印刷拠点、ひいては新聞文化を守るための新たな多角化への挑戦です。
([引用]PRTIMES:埼玉県川口市の新聞印刷工場がきくらげ栽培に新規参入、本格栽培始まる【東日印刷グループ 毎日新聞首都圏センター】)
事業開始にあたり、自社の新聞印刷工場である川口工場内に、きくらげ栽培を目的とした本格的な植物工場を建設し、環境統合制御システムを導入されました。
稼働前の植物工場内|右手前はドライフォグ加湿器
一般的に、きくらげの栽培には温度・湿度の調整に加え、1日数回の散水といった細やかな環境管理が求められます。これらに必要な加湿器および散水ノズルについて、当社にお問い合わせをいただきました。
当社が新聞印刷工場向けに加湿システムを多数納入してきた実績をご存じであったことも、お声がけいただくきっかけの一つとなったようです。
いけうちからのご提案
まず、印刷だけでなく、きのこ栽培室での加湿にも豊富な実績があることをご案内。
その上で、作物や設備に触れても濡らさない微細な「ドライフォグ」を発生させる加湿器「AKIMist-E」の導入をご提案しました。
この加湿器を統合制御システムに組み込むことで、庫内の湿度を効率よく高めた後も、きくらげの生育に適した設定湿度を安定して保つことが可能になります。
続いて散水には、広角充円錐ノズル「BBXP」シリーズをご紹介。
120°の広い噴霧角度で対象をムラなく湿らせることができ、散水に最適なスプレーノズルです。
左:ドライフォグ加湿器 AKIMist-E|右:広角充円錐ノズル BBXP
いずれの製品も、室内に湿度ムラが生じず、すべての栽培棚に均一に散水できるようなレイアウトを設計しました。
導入効果
ドライフォグの導入により、工場内の湿度を効率的に高められるようになりました。設定湿度に達した後も、自動運転により安定した湿度が維持されています。
数十秒で辺りが真っ白になるほどの霧ですが、粒子が非常に細かいため、作業中でも濡れることなく、快適に働くことができると栽培者の方々にも大変好評です。
また、BBXPノズルは必要なタイミングで、すべての栽培棚に均一な潤いを届けています。
お客様の声
霧のいけうちさんのドライフォグ 本当に最高です
数秒で真っ白になります
霧が細かくて作業してても濡れないのがいいですね
おかげさまで、きくらげもにすくすくと育っています
いけうちの霧は今日も、きくらげの健やかな生育と、現場の快適な作業環境づくりに貢献しています。
噴霧の様子はこちら
ドライフォグ加湿器 AKIMist-E
広角充円錐ノズル BBXP