技術情報

[簡易事例]製品塗装後の高温雰囲気な乾燥炉付近をミストファンで大幅冷房|防爆環境下での熱中症対策

この事例で使われている
ソリューション・製品

導入の決め手

  • 現地でのミストファン実演デモ(CLJ-300-KUをデモ実演)による温度降下の確認。
  • 防爆エリアでもミストファンを利用できるような検討・提案を行った。
  • どの製品がいいのかわからない
  • 全部でいくらになるのか知りたい
  • まず何をすればいいの?
  • なんでもご相談ください

ユーザーの課題

ある金属加工工場では、オフィス用スチールロッカーを製造する現場の作業環境の改善が重要な課題となっていました。特に、製品に塗装を施した後、乾燥炉で140℃の高温で塗料を焼き付ける工程があり、夏場にはこの乾燥炉周辺で室温が40℃を超えることが問題になっていました。通路部分は特に熱がこもり、作業が非常に困難な状況でした。

当社の代表的な暑熱対策製品であるCLJ-CSAは、ファンに取り付けられたスプレーノズルから水を噴霧し、その霧の気化熱によって周囲の気温を下げることができるミストファンです。このミストファンは、高温環境における作業者の負担を軽減する非常に効果的な製品です

当初、お客さまはCLJ-CSAの導入を検討されましたが、この製品は防爆認定を受けていないため、塗料を扱う工程が近くにある現場では使用できないことがわかり、導入を断念されました。さらに、防爆認定を新たに取得するには非常に時間とコストがかかるため、現実的な選択肢ではないと判断されました。

そのため、他にどのような対策が可能かを再検討するため、当社にご相談いただきました。

いけうちからのご提案

いったんは防爆ファンの導入を検討しましたが、ファン単体では気温を十分に下げることは難しく、霧を利用しないと効果が期待できないことは明白でした。しかし、スプレーノズルをファンに取り付けると、その時点でファンとノズルのユニットとして新たに防爆認定を取得しなければなりませんでした。

そこで、電気を使用せずにエアーで駆動するエアモータファンを選定し、このエアモータファンに防爆認定が不要なミストファンCLJ-300-KUリングヘッダー(ノズルヘッダー)を取り付けることで、防爆認定の対象外となる組み合わせを提案しました。お客様にはエアモータファンをご購入いただき、当社はリングヘッダー(ノズルヘッダー)を納入しました。

導入効果

通路部分の温度が5℃下がり、作業環境が大幅に改善されました。オペレーターや現場責任者からは「全然違う、作業しやすい環境になった」と喜びの声をいただき、これで熱中症のリスクからも解放されそうです。さらに、作業効率が上がり、生産性の向上も期待されます。

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