技術情報

株式会社 丸尾牧場 さま②

ユーザー紹介

市内唯一の酪農家として乳牛120頭を飼育。「快適な牛舎での牛づくり」「牛に腹一杯食べさせる草づくり」「排せつ物の適正処理による地域づくり」の3づくりに取り組むことで「地域社会と結びついた酪農」を実践されており、その安定した酪農経営、地域との共生が評価され、2012年には全国農業コンクールで名誉賞に輝かれました。

導入事例インタビュー|株式会社丸尾牧場 代表取締役 丸尾 建城 様
「廃用牛がゼロになり全体の搾乳量が増加。今後の運用次第で更なる効果が期待できます。」

この事例で使われている
ソリューション・製品

濡れない霧との出会い

導入のきっかけは、数年前の夏に細かな霧を使って街中を冷房する装置を見かけたことです。

気化熱の作用で周囲より明らかに涼しく、しかも手や衣服が濡れない。一目見てこの装置は牛舎にも活用できるのではないかと思いました。

そして2014年の8月、光都農業改良センターの方からいけうちさんの濡れない霧を使った冷房装置「CoolPescon®CH」を紹介され、すぐに牧場での実演を依頼しました。

再び濡れない霧を体感し、またノズルからのボタ落ちもなくこれなら実用に耐えると確信したので、すぐさま導入しました。

牛舎内の温度が6℃低下

本格稼働したのは今年の夏からですが、導入による効果を実感しています。

まず牛舎の温度ですが、システムの稼働により、気温35℃近くの真夏日に牛舎内の温度は6℃も低下しました。

良く晴れた暑い日には冷房効果が顕著に現れるようで、牛のヒートストレス軽減に大きく貢献してくれたと思います。

全体の搾乳量が増加

経営に直結する成果では、今夏は熱中症や周産期病で廃用牛が出なかったことが挙げられます。

今年は比較的冷夏ではありましたが、昨年の同時期には8頭の廃用牛が出たことを考えると、CoolPescon®CHによる冷房効果の現れだと言えます。

結果、昨年と比較して全体の搾乳量はひと月に約10t増加し、収益の増加に繋がりました。

これらの効果だけでも、導入費用はペイできており、費用対効果は十分出ています※。

※施設規模により導入費用は異なります。

今後の運用方法について

今夏はどちらかというと低温高湿の日が多く、その場合の冷房効果にはやや陰りがありました。

いけうちさんの方で、運用方法やシステムの改良余地は十分にあるということなので、今後、今夏のような気候でもさらに効果が出るようになれば、個体ごとの搾乳量増加や受胎率の向上にも大きな期待が持てると考えています。

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