スプレーノズルの基礎知識|霧の分級
スプレーノズルの基礎知識|スプレーパターン・噴霧角度・流量分布


スプレーパターン
スプレーパターンは噴霧の断面形状をいい、目的の用途に応じ使い分けることでノズルの性能を活かし、効果を高めます。
スプレーパターンは、噴霧圧力を低圧から次第に昇圧していくと変化します。
噴霧角度
スプレーノズルの噴霧角度はノズル近傍での角度です。
霧は空気中を飛翔するにつれて次第に勢いを失いカバー範囲が縮小します。
計算上の噴霧幅と実際の噴霧幅は、噴霧高さにより異なります。
ノズルの配置を設計される場合にはご考慮下さい。
また、2流体ノズルの噴霧は高速のため、噴出直後の角度を維持しません。
2流体ノズルの配置を設計される場合は、噴霧幅の値を参考にしてください。
流量分布
流量分布は噴霧幅方向における噴霧の水量分配状態を示します。
山形分布は噴霧を重ね合わせて使用する場合、幅全域での均一分布を容易にし、均等分布は洗浄のような噴霧幅全域で打力を必要とする用途に適しています。
流量分布は噴霧高さと噴霧圧力により変化します。
噴霧流量
噴霧液の比重の影響
噴霧流量は噴霧液の比重が軽く、噴霧圧力が高いほど多くなります。
噴霧流量は液の比重の平方根にほぼ反比例して増減しますので、比重γの液の噴霧流量はカタログやホームページなどに記載の数値にを乗じてください。
噴霧流量と噴霧圧力の関係
噴霧流量は噴霧圧力の平方根にほぼ正比例して増減します。予定の圧力での噴霧流量がカタログやホームページなどに記載されていない場合は、下記の式で近似噴霧流量Qxを算出してください。