技術情報

[レポート]湿度環境を安定させ,品質・生産性向上を実現する自動加湿システム

湿度環境を安定させ,品質・生産性向上を実現する
自動加湿システム
-濡れないほど微細な霧 “ドライフォグ”-

株式会社いけうち 空調事業部 部長 江崎寛通

印刷情報12月号(出版年月日: 2024/12, 出版社:株式会社印刷出版研究所)掲載

はじめに

株式会社いけうち(中井志郎執行役員社長,本社・大阪市西区)は,これまで約40年以上にわたって印刷工場の静電気対策として,濡れないほど微細な霧“ドライフォグ”を用いた加湿システムの開発・提案を行ってきた。紙やフィルムを取り扱う印刷工場では冬場,湿度低下を原因とする静電気問題や伸縮など製造上のはじめに問題が多く発生しており,品質や生産性向上の障害になっている。

日本では夏場と冬場の湿度に大きな差が発生することから,静電気対策には一般的な湿度(相対湿度)ではなく空気中の水分量(絶対湿度)に注意を払う必要がある(空気線図を参照)。またこの絶対湿度を上げることが加湿であるため,工場内温度によって相対湿度設定を考慮する必要がある。

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