技術情報

[事例]畜産現場の防疫対策|車両による病原体の「持ち込み・持ち出し」を防ぐ自動消毒システム

この事例で使われている製品・ソリューション

    車両消毒ゲート

畜産現場での目に見えないリスク

広大な敷地に鶏舎や豚舎が立ち並ぶ畜産農場には、日々の飼育管理や出荷作業にともない、多くの人や車両、物資が出入りします。
こうした現場では、目に見えないリスク——病原体の侵入・拡散への備えが欠かせません。

畜産現場での防疫対策

養鶏場・養豚場・肥育牧場などでは、鳥インフルエンザ・豚熱・口蹄疫といった重大な家畜伝染病への対策が重要課題です。なかでも、入退場時の車両による病原体の「持ち込み」や「持ち出し」を防ぐことは、感染拡大リスクを抑えるうえで極めて重要です。

本記事では、そうした防疫課題に応える製品として、国内の数十カ所で採用されている当社の「車両消毒ゲート」をご紹介します。

車両消毒ゲートとは

センサーが車両の接近を感知し、ゲート通過中に左右と地面から霧状の消毒液を自動噴霧する防疫システムです。車両の側面や足回りを効率よくカバーすることで、確実な防除を実現します。


車両消毒ゲート:ゲート通過中に左右と地面から霧状の消毒液を自動噴霧

システム構成:3つのユニット

噴霧ユニット:
複数のスプレーノズルと支持ポールで構成。
車両のサイズや形状に応じてノズル数や取り付け位置を最適設計します。扇形スプレーによりムダのない噴霧が可能で、消毒液の使用量も抑えられます。
※消毒液には、腐食のリスクが少ない逆性石鹸がよく用いられています。


扇形ノズルと扇形スプレー

給水ユニット + 手動洗浄ガン:
ポンプ・水タンク・薬液タンク・注入器・手動洗浄ガンで構成。
手動ガンは、車両の足回りなどの重点部位を入退場前に洗浄する際に使用します。

自動制御機器:
手動洗浄中に別の車両がゲートに接近した場合は、自動的にゲート側への給液を優先し、未消毒のまま通過してしまう事態を防ぎます。

安心の防疫ソリューション

必要なときに、必要な場所へ、確実に噴霧する。
霧のいけうちの車両消毒ゲートは、畜産現場の衛生管理において防疫の確実性と作業の省力化を両立する、信頼の防除ソリューションです。


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