
[インタビュー]有木さま|アパレル製造工場|裁断工程の静電気トラブルを解消し生地の張り付き防止と火花を抑制
この事例で使われている
ソリューション・製品
デモによる効果検証:実際の現場環境で霧を噴霧し、製品への水濡れ影響がないことと、静電気が確実に下がることを目の前で確認できた点。
実績紹介:類似の電子デバイス製造工程における静電気対策の実績が豊富にあり、安心して任せられると判断いただけた点。
同社はサーマルプリントヘッド(加熱により感熱紙などに印字する部品)を製造されています。
問題が発生していたのは、発熱抵抗体を塗布したセラミック基板を製品サイズに分割する工程です。
基板を機械的に割って分割する際、静電気が発生し、その放電によって発熱抵抗体が「静電破壊」を起こす事象が確認されていました。
完全に壊れるだけでなく、抵抗値が微細に変化してしまう品質不良も発生。
特に冬場などの湿度が低い日には、この事象の発生率が顕著に跳ね上がるため、生産スケジュールの遅延や歩留まりの悪化を招いており湿度環境の改善が急務となっていました。
静電破壊の対策が急務
ものに触れても濡れない霧(ドライフォグ)を噴霧する省エネ2流体加湿器。
4m以上飛翔する良質な霧で、広いスペースをカバーできます。
本製品と、温湿度センサーや制御装置、純水器などを合わせて自動化することも可能です。
人手をかけずに最適な湿度管理が実現
水気を嫌う電子部品の製造工程であるため、まずは現場でのデモンストレーションを実施しました。
いけうちの「濡れない霧(ドライフォグ)」が、製品品質に悪影響を与えずに静電気のみを効果的に除去できることを実証。
分割装置へのスポット加湿:部屋全体を加湿するのではなく、静電気発生の核心部である「基板分割装置」の近辺を狙って加湿する「スポット加湿」を提案。
効率よく高濃度な湿度環境を作り出し瞬時に除電する設計を行いました。
分割装置周辺の湿度が適切に保たれたことで、悩みの種だった分割時の静電破壊や抵抗値の変化は大きく抑えられました。
安定した品質で生産できるようになったことで、加湿システムと生産ラインを連動させた「インターロック」を組まれています。
万が一、加湿器が停止したり湿度が規定値より下がったりした場合は、「品質リスクがある」と判断して自動的に生産装置も停止する仕組みを構築されました。
これは、いけうちの加湿システムが、同社様の生産工程において「なくてはならないインフラ」として信頼いただいている証でもあります。
本事例が貢献・関連するSDGs目標。