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[事例]でんぷん製造|目詰まりを抑える2流体微霧ノズルで調湿工程の安定化と高効率化を実現

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導入の決め手

  • 微細で均一な粒子径の霧を生成できる2流体ノズルを提案したこと。
  • パージエアーでノズル先端への粉じん付着を抑え、目詰まりを防ぐ設計としたこと。

お客様の課題

本記事では、食品をはじめ、工業・化粧品・医薬品など幅広い分野に向けて原料でんぷんを製造されている工場様で、当社製2流体ノズルをご採用いただいた事例をご紹介します。

同工場では、精製・脱水したでんぷんを乾燥機で粉末化した後、エアー搬送でスチール製サイロへ移送し、次工程へ送る前にサイロ内で調湿を行っていました。この調湿は、乾燥後のでんぷんの水分量を整え、品質を一定に保つために欠かせない工程です。

左:でんぷん精製・脱水装置|右:調湿用スチール製サイロ

従来は他社製のスプレーノズルを使用していましたが、サイロ内で飛散したでんぷんがノズル先端に付着し、多いときには1時間に4回程度の目詰まりが発生。そのたびに清掃や復旧作業が必要となり、生産効率の低下が課題となっていました。

調湿工程に求められるノズル性能

ご相談を受けた当社営業担当者が現場を確認し、お客様から詳しく状況を伺ったところ、この工程で使用するスプレーノズルには、主に以下の2点が求められることがわかりました。

1. 細かな粒子径で均一に噴霧できること

噴霧粒子が粗いと、水分が局所的に集中し、でんぷんのダマが発生するおそれがあります。その結果、品質にばらつきが生じるだけでなく、次工程への搬送不良につながる可能性がありました。

2. 粉じん付着による目詰まりを防ぐこと

でんぷんは乾燥機で粉末化された後、熱を帯びた状態のままエアー搬送でサイロへ投入され、その際にサイロ内部で飛散・浮遊します。この粉じんがノズル先端に付着して目詰まりが発生すると噴霧が不安定になり、サイロ内で安定した調湿を維持できなくなります。

その結果、サイロ内が低湿度の状態となり、静電気が発生しやすくなります。放電時の火花がでんぷん粉に着火すれば、粉じん爆発につながるおそれがありました。

いけうちからのご提案

営業担当者はまず、微細な霧を均一に噴霧できるノズルとして、水にコンプレッサーエアーを混合して霧化する2流体ノズル「BIM」を選定しました。さらに、サイロ中央部まで噴霧が届くよう、直進力の高いスプレーパターンを持つ型番を選択。粒子径は30~50μmと細かく、でんぷんのダマを発生させずに、サイロ内全体へ水分を行き渡らせることができます。

また、BIMノズルを保護管の中に収め、ノズル先端部のみを露出させたランスタイプとして設計しました。保護管内にパージエアーを供給することで、ノズル先端部の周囲に前方へ向かうエアーの流れを形成。粉じんを吹き飛ばし、ノズル先端への付着を抑える構造です。

このランスタイプのBIMノズルを4本用意し、フランジ接続でサイロ端面の壁面に等間隔で挿入しました。これにより、サイロ内への十分な噴霧流量を確保しながら、全体を均一に加湿できる配置としました。

こうして、粉じん付着による目詰まりを抑え、微細な霧を安定供給する調湿システムを構築しました。

導入効果

導入後は、従来頻発していたノズルの目詰まりが大幅に減少しました。これにより、清掃や復旧作業にかかる手間が削減され、調湿工程を安定して運用できるようになりました。

霧のいけうちのスプレーノズルは、でんぷん調湿工程の安定稼働を支え、今日も生産効率改善と品質安定化に貢献しています。

SDGsへの取り組み

本事例が貢献・関連するSDGs目標です。

8.働きがいも
経済成長も
9.産業と技術革新の
基盤をつくろう
12.つくる責任
使う責任

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