
[事例]換気量の多い試験用塗装ブースで「濡れない霧」が安定した試験環境を実現
この事例で使われている
ソリューション・製品
実際の現場で、事前デモ機を用いた加湿を行い静電気が劇的に低減する効果を体感・数値確認いただいたことで「確実な改善が見込める」と導入をご決断いただきました。

こちらの現場では、装置内に手を入れて手作業でサンドブラスト加工を行われていました。
しかし、現場の乾燥による静電気の発生で、以下の課題を抱えられていました。
研磨剤の張り付きと清掃の手間:
静電気によって研磨剤が装置の内側に張り付いてしまうため、作業の都度清掃が必要となり、生産性の低下を招いていました。
静電スプレーによる対策の限界:
都度、静電スプレーなどで対策を行いながら作業をされていましたが、スプレーをかける手間と時間がかかってしまっていました。
作業者への身体的負担:
作業中に発生する静電気により、作業者の方に大きなストレスとご負担がかかっている状況でした。
人は静電気が約3,000Vに達するとドアノブに触れた時のようにバチッと鋭い痛みを感じ、1,000V〜3,000Vでもチクチクとした不快な刺激がストレスとなります。
現場の環境と装置の稼働状況を詳細にヒアリングし、2流体加湿『AirAKI』をご提案しました。
ドライフォグであれば微細な霧が対象物や設備を濡らさないため、水分によって研磨剤が固まってしまう心配もありません。
加湿器の台数選定にあたっては、特定のタイミングでのみ稼働する大型装置を除いた「常時稼働している装置の排気風量(2,160m3/hr)」を基準に計算を行いました。
お客様のご要望といけうち側の設計(フル稼働時想定:5,760m3/hr)を丁寧にすり合わせ、オーバースペックにならず確実な効果が得られる最適な仕様にご納得いただいた上で決定しました。
AirAKIによる適切な湿度管理で静電気が抑制され、研磨剤が装置内へ張り付く課題が解決しました。
都度発生していた清掃の手間が省け、作業効率が大幅に向上しています。
また、最大の懸念であった作業者への静電気障害も解消されました。
デモ段階で1,000〜3,000V以上あった帯電が、加湿により一気に100V以下へと低下しました。100V以下であれば痛みや違和感は無くなるため、実稼働後も電撃の恐怖がない安全で快適な作業環境を実現しています。
大型装置の稼働時は排気の影響で一時的に湿度が下がるものの、静電気の軽減効果はしっかりと表れており、大変お喜びいただいています。現在は、大型装置周辺へのスポット加湿の追加導入もご検討いただいております。
本事例が貢献・関連するSDGs目標。