
[インタビュー]三輪山本さま|製麺工場|加湿システムの刷新で作業場の湿度を保持し素麺の乾燥を抑制
この事例で使われている
ソリューション・製品

2012年のことです、IKEUCHI EUROPEという企業の代理店から、製品デモを行わせて欲しいと電話を受けました。コンパクトな加湿器だったので、試しに見せてもらうことにしたんです。
ワインは蒸発により日々失われますが(エンジェルシェア)、湿度が低下するとより多くの量がなくなってしまいます。当時、我が社では常に樽が乾燥しワインが蒸発しやすい環境だったため、とりあえず、という軽い気持ちで依頼したのがきっかけでした。

▲AKIMist®”E”〈アキミスト〉と製品デモの様子
事前にスペックを聞いていたので加湿能力は高いと考えていましたが、これほどまでとは、というのが正直な感想でした。AKIMist®からドライフォグが拡がると、瞬く間に湿度が上昇しました。水滴や水溜りを生み出すことなくです。
電話の際は正直なところ聞いたことのない企業、という印象でした。ですがデモを拝見し、導入後の効果が強くイメージできたので、これならばと他社製品はまったく検討せず導入を決定しました。
AKIMist®導入により、広さ15m×15m×3mのワインセラー湿度は60-65%RHを維持できています。これにより、ワインの蒸発量は大きく減少しました。
以前であれば樽にワインを補充するのは2日に1回だったのですが、7日に1回で良くなった。つまりワインボトルに換算すると130本/年もの蒸発を防いでいる計算です。蒸発していた分が出荷でき、また補充作業の負担が減り、素晴らしい効果だと思います。
またワインの品質が良くなるという、予想していなかった効果もありました。まずワインの充填作業回数が減ったことで、ワインが空気と触れて酸化する機会が減りました。このことでより苦みや粗さのない、フルーティな味に仕上がります。
そしてワイナリーのような窓がない、閉鎖的な空間では空気の流れがほとんどありません。以前はワインセラーの中のにおいが味にも影響を与えていました。
それがAKIMist®導入後、新鮮な空気(稼働時のエアー)で浄化され、熟成の邪魔をしなくなりました。鑑定士に味をチェックしてもらうと、風味が良くなりグレードが上がっていると評価いただけました。
AKIMist®を導入して、本当に良かったと思っています。ワインの出荷量が増えて、ワインの味も良くなって、なおかつ作業の手間も減るなんて、まさに良いことづくめです。
今は知り合いのワイナリーに奨めているところですが、全てのワイナリーにお奨めしたいと思える製品です。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
「AKIMist®”E”」は非常に微細な霧「ドライフォグ」を発生させ、湿度調整を行う産業用加湿器です。
ドライフォグは別名“濡れない霧”と呼ばれ、粗大な粒子を含まないことで設備や生産物に触れても濡らすことがなく、スポット的な加湿が行えます。さらに発生する霧は4m以上の飛翔力を持ち、1台で広範囲をカバーすることも可能です。
