[インタビュー]Domaine Annie Gavignet さま|ワイン醸造|加湿管理でワインの蒸発と酸化を抑制し出荷量と品質を向上
[事例]チーズ工場|濡らさないドライフォグ加湿でチーズ熟成庫の安定した低温高湿環境を実現


この事例で使われている
ソリューション・製品
導入の決め手
- 低温高湿環境下でも、製品や設備を濡らさずに自動で湿度を制御できるシステムであること。

お客様の課題
あるチーズ工場様では、チーズ熟成庫内の室温を15℃、湿度を85%に維持し、安定した低温高湿環境を実現する方法を模索されていました。
当初、空調機内での蒸気加湿を考えておられましたが、以下の問題があり、導入を躊躇されていました。
- 庫内への吹き出し口で蒸気が結露し、水滴が垂れて床を濡らしてしまう。
- 蒸気の影響で庫内温度が上昇し、冷房を強める必要が生じて電気代がかさむ。
- 冷房を強めると空気が乾燥し、さらに加湿が必要となる悪循環に陥る。
いけうちからのご提案
ドライフォグ加湿システム「AirAKI(エアラキ)」の導入をご提案しました。
このシステムは、ドライフォグ加湿器「AKIMist-E」に湿度制御盤・湿度センサー・RO純水器などの周辺機器を組み合わせたもので、工程に設置することで自動的な湿度調整と管理を実現します。
ドライフォグ加湿器「AKIMist-E」
ドライフォグ加湿システム「AirAKI」の機器構成(産業空調加湿システムカタログで詳細をご確認いただけます。)
AirAKIは、食品貯蔵庫での乾燥防止や湿度管理に幅広く活用されており、低温倉庫での使用についても高く評価されています。
- 平均10ミクロン以下の超微細な水粒子で構成される「ドライフォグ」は、製品や設備に触れても濡らすことがなく、水滴が発生する心配もありません。
- 噴霧後、瞬時に蒸発して庫内全体に行き渡るため、ムラのない均一な加湿が可能です。また、噴霧のオンオフ制御による自動運転にも対応しています。
- さらに、RO純水器を併用し純水を噴霧することで、衛生面のリスクもありません。
導入効果
広い庫内でも、昼夜を通して安定した低温・高湿環境を維持できるようになりました。
また、水の蒸発による室温の低下が冷房負荷を軽減し、電気代の削減にも貢献しています。
今日も、このシステムがおいしいチーズの熟成を支えています。