
[インタビュー]有木さま|アパレル製造工場|裁断工程の静電気トラブルを解消し生地の張り付き防止と火花を抑制
この事例で使われている
ソリューション・製品
同社の別工場にて、いけうちの加湿システムをご採用いただいており、その効果とメンテナンス対応についてご評価をいただいておりました。
今回、冬季の乾燥による製品クレームが発生したことを受け「確実な改善が見込める」として導入をご決断いただきました。
段ボール製造において、生産性の高い「印刷工程」と、その後の「打ち抜き工程」の間には2~3時間のタイムラグが発生します。
湿度が低下する冬季は、この数時間の間にシートから水分が抜け、折り目が割れるトラブルを引き起こしていました。
さらに工場内が広大であるため、市販の業務用加湿器などを設置しても湿度が上がらず、対策の手立てがない状態でした。
割れへの対策が急務
工場全体を加湿するのは効率が悪いため、問題の発生源である「印刷後~打ち抜き前」の
滞留エリア(プールスペース)への局所加湿をご提案しました。
コンプレッサーエアーで微細な霧『ドライフォグ』を発生させる2流体加湿システム「AirAKI(エアラキ)」です。
ベルトコンベアの上で滞留させ、そのエリアのみを加湿します。狭い空間のみを対象とすることで加湿効率を高め、かつコンベアの周囲をビニールカーテンで囲うことでさらに効率化を図りました。
水滴や結露についてはドライフォグの特性と、加湿量計算や過去のノウハウによって事前に発生しないことがわかっており、こちらの現場でも製品や設備を濡らすことなく湿度だけを上げることが可能になりました。
濡れない霧(ドライフォグ)の特性を活かし、製品や設備を濡らすことなく湿度だけを上げる設計を行い、コンベアの周囲をビニールカーテンで囲うことで、加湿効率を高め、湿度が安定しやすい環境を作り出しました。
導入前は段ボールの含水率が4%を切る過乾燥状態でしたが、導入後は6%台~7%台へと回復。
逆に8%を超えると「湿気で柔らかくなりすぎて切れ味が悪くなる」ため、品質上もっともバランスの良い6~7%で安定管理できるようになりました。
シートの反りが大幅に収まり、全体の約1%発生していた「罫割れ」による不良を2~3割削減することに成功しました。
真冬の夜間、室温が4~5℃まで下がる厳しい条件下でも、湿度と含水率を維持し、品質を安定させることができています。
本事例が貢献・関連するSDGs目標。