
[インタビュー]東洋紙業さま|印刷工場|湿度管理で用紙の不揃いや2枚差しを解消し損紙とチョコ停を大幅低減
この事例で使われている
ソリューション・製品
グラビア印刷でのフィルム印刷工程において、印刷後フィルムを巻き取る際に静電気の影響でしわが発生し、不良につながってしまうという問題を抱えておられました。
特に冬季にはこの問題による不良率が高い状況でした。
除電ひもを用いて対策をされていましたが、それだけでは静電気を抑えきれず、しわの発生を十分に防げません。
印刷機周辺でミスト式加湿機を使用されたこともありましたが、粒子が粗く使い続けることが難しいと感じられて中止されていました。
「静電気対策を強化したいが、設備コストや濡れの懸念もあり、最適解が見つからない」というお悩みで、当社にご相談いただきました。
過去には、お客様へ印刷室全体を加湿するご提案もさせていただきましたが、導入コストが予算以上となり、現実的な選択肢としては見送りになっていました。
そこで印刷室全体の加湿ではなく、ポータブル加湿器による巻き取り部に集中したスポット加湿をご提案しました。
巻き取り部周辺の湿度を適切に上げることで、不良が発生しやすい箇所の静電気の発生を抑制できること、静電気を低減させることで併用する除電ひもの効果も発揮されやすくなることをご案内させていただきました。
提案した機種は加湿器とタンクが一体化したユニット製品「AE-Tセット」です。
この製品は配管工事が不要なため、加湿システムに比べて導入コストを大きく抑えることができます。
使用するミストは非常に微細で均一なため、濡れの心配がなく印刷工程で安心してお使いいただけるものです。
しかしお客様は「ミスト=濡れ」という懸念を抱いておられたので、実際にデモ実演(テスト利用)を行うことで、湿度上昇と濡れがないことを現場で体感いただけるようご提案もさせていただきました。
巻き取り部のスポット加湿導入後は、AE-Tセットを除電ひもとを併用いただくことで、静電気を「取りきれる」状態に近づけることができ、巻き取り時のしわ不良の発生率が大幅に低減しました。結果として不良の削減につながり、生産効率の向上も達成されています。
その効果を受けて、現在ではすべての巻き取り部にAE-Tセットをご設置いただいており、運用面でも安定してご活用いただいています。
また今回の加湿効果をご評価いただいたことで、弊社の加湿システムに対する信頼感も高まり、お客様の既存工場への導入も進んでいます。
本事例が貢献・関連するSDGs目標。