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たねやグループ さま

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ラ コリーナ近江八幡を運営する株式会社たねやは、もともとは江戸時代に木材や草木の種苗を扱う材木商(商号:たねや)として創業しました。
明治に入ると7代目当主のときに商売を大きく転換し、和菓子作りを開始(商号:種家末廣)します。
その後、東京の日本橋三越に出店したのを皮切りに全国へ展開。
現在では和菓子を扱う『たねや』、洋菓子の『クラブハリエ』、農藝を行う『キャンディーファーム』の3企業と、カステラ、パンなどを広く手掛けるようになりました。

材木商の頃からたねやの心意気は『天平道(てんびんどう)』(商道は人道である)というもので、現在もたねやグループの基本的な指針となっています。
ラ コリーナ近江八幡でも今日来られたお客様にいかに喜んでいただくか?ということを最重要課題として掲げており、さまざまな取り組みを企画し実行しています。


写真:たねやグループで製造されたお菓子


▲たねやグループでは生産者と消費者、みんなを笑顔にするお菓子を作っています。




この事例で使われている
ソリューション・製品

「私たちは今回、いけうちさんに『人工的なミスト』ではなく『霧』を依頼していました。
導入後にお客様からこれは『自然の霧』だと評価いただけ、とても手応えを感じています。」
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農業を体験することで社員も成長していく

今は発注すると当たり前のように原材料が工場に納品され、お菓子を作る事ができます。ですが、その元となる農作物を実際に育てるのはとても大変な事です。

農作物を育てる大変さや有難さ、農家さんへの感謝などを社員が学ぶ場として、ラ コリーナ近江八幡では田んぼを運営しています。
いろんな部署の人間が一緒に苗を手植えし、実った作物を収穫する。その過程で農作物を育てる大変さや有難さ、農家さんへの感謝といったことに気付けるんです。

▲ラ コリーナ近江八幡は社員の学びの場でもある。写真は通称『学びの田んぼ』

夏の暑さ対策として霧の冷房を検討

ラ コリーナ近江八幡は2015年にオープンし、初年度から200万人が来場されました。その後も順調に来場者数を伸ばし2019年には322万人を達成、現在はコロナ禍で一時的に少なくなっていますが、オープン以降ずっと滋賀一番の観光地となっています。

霧を導入した経緯ですが、沢山の方が来場されるに従い土日には店舗内に会計をお待ちの行列ができるようになりました。特に繁忙期には行列が店舗から外に長く伸びるようになり、直射日光を遮るものがない場所では夏に熱中症の心配があるなど、毎年の課題となっていました。

そんな中、CEOが丸の内に付けられている霧を見て、「丸の内は本当に涼しい」という感想を持ちました。霧の粒子の細かさが素晴らしい、いけうちにしかできない霧だと。そこで昨年秋に問い合わせ、今年7月の連休に間に合わせるため急ピッチで導入してもらいました。

▲使用ノズルや噴霧方向などを実際に試しつつ、現在もレイアウトを模索中

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冷房だけでなく景観演出にも手応え

霧を導入したこともあり、今年の夏は熱中症になられた方はいませんでした。炎天下であっても霧の気化熱で実際に涼しく、また見た目にも涼が感じられたのも良かったんだと思います。

涼しくなっただけでなく、景色に霧が加わることでSNS用に撮影されたりだとか、非常に好感触を持っていただけました。反応が一番早かったのは店舗スタッフで、「めっちゃ涼しくなった!」と大喜びでした。

またこの夏、お客様の反応で一番うれしかったのが、実際に来場されたお客様がミストではなく『霧』と呼んでくれたことです。自然と調和したラ コリーナ近江八幡に合致している、自然な感じの霧だと認識していただけました。

▲ラ コリーナ近江八幡内の一部エリアに霧を導入、今後さらにエリアを拡張していく

季節ごとのラ コリーナ近江八幡を

今年の夏、霧の冷房を導入したことで熱中症対策に大きな成果が出ましたが、これで完了というわけではありません。今後エリア拡張に伴って霧のエリアを広げていくことを計画しています。

今回はエリア拡張を見越して、一部エリアに絞って実験的に霧を導入しました。噴霧する方向や角度、設置の高さや噴霧する霧の量などをいけうちと一緒にデザインし、色々と試してみる形で設置しています。新しいエリアには沢山のフィードバックを持って行けると思います。

ラ コリーナ近江八幡は自然に学ぶ、共存するというのがコンセプトなので、販売しているお菓子と同じく、季節によって変わる花の種類、草木の様子、芝の色などをお客様にも体感していただきたいです。
これからも美味しいお菓子と、四季折々の景観で多くの方をおもてなししていきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。

▲今回は試験的な意味合いも持つ、あえて噴霧パターンを変え最適な配置を探る

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