[事例]免震ゴム製造|エアーナイフ(スリットエアーノズル)によるショット材残りの効率的な除去
[事例]自動車バンパー製造|スリットエアーノズルによる塗料ミスト飛散対策で生産性を向上


この事例で使われている
ソリューション・製品
導入の決め手
- エアーカーテンを形成できるスリットノズルの選定と、効果的な設置方法まで含めて提案できたこと。

お客様の課題
生産性向上プロジェクトを推進されていた、ある自動車バンパー製造工場様。
既存設備に追加投資することなく、サイクルタイムを短縮し生産量を上げるため、まず着手したのは、バンパー塗装ラインへの投入台数を増やすことでした。
これを実現するため、塗装ラインで待機するバンパー同士の間隔を、従来の1,500mmから500mmへと大幅に縮小されましたが、この変更により、思わぬ問題が発生します。
塗装ロボットから噴射される塗料ミストが、次に異なる色での塗装を待っているバンパーに飛散し、不具合が生じるようになったのです。
従来、待機バンパーの間隔は1,500mm
500mmに縮めたところ、塗料ミストが異なる色での塗装を待っているバンパーに飛散
飛散による不具合を防ぐ方法を模索されていたお客様より、エアーカーテンのように飛散を遮断できないかと、豊富なエアーノズルラインアップを持つ当社へご相談をいただきました。
いけうちからのご提案
早速現場に赴き、塗装ラインと設備ユーティリティを確認しました。
バンパーが並ぶコンベアーの幅は1,800mmあり、コンプレッサーエアーが使用可能なこともわかりました。
この条件を踏まえ、エアー用スリットノズル「SLNHA-H」を選定しました。
エアーナイフとも呼ばれるこのスリットノズルは、幅0.1mmのスリットからエアーの層流を吹き出します。
ラインと同じ1,800mm幅で製作し、バンパーに干渉しない高さに取り付けて、真下に向かってブローすることで、エアーカーテンを形成します。これを塗料ミストの飛散を遮断する方法としてご提案しました。
スリットノズルがエアーカーテンを形成、塗料ミストの飛散を遮断
導入効果
スリットノズルは狙い通り塗料ミストの飛散を遮断し、お客様では塗装ラインへの投入数増大を実現されました。
いけうちのノズルは今日も、お客様の生産性向上と安定した品質確保に貢献し続けています。