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[事例]冷却塔 (クーリングタワー)|逆洗式オートストレーナーで冷却用循環水を自動ろ過し、安定操業を支援
この事例で使われている
ソリューション・製品
ある水産加工工場では、魚体洗浄ラインに課題を抱えていました。うろこを除去した後、循環水で仕上げ洗浄を行っていましたが、魚体に残ったうろこや汚れ、ヌメリが水中に混ざり込み、洗浄ノズルの詰まりを頻発させていたのです。
その結果、洗い残しが発生しやすくなり、頻繁なメンテナンスも重なって、作業効率の低下が深刻な問題となっていました。

そこで当社は、自動逆洗機能を備えたろ過装置「ARS(逆洗式オートストレーナー)」の導入をご提案しました。既設のストレーナー手前に設置することで、異物を効率よく除去でき、ストレーナーの清掃頻度も大幅に削減できます。

左:ARS-500の外観イラスト|右:稼働中のデモ機
※実機はステンレス製のため、内部構造は外側からは見えません。
ARSは、スクリーンに異物が堆積して生じた差圧を検知し、自動でジェット水流による逆洗を開始するろ過装置です。逆洗が完了して異物が除去され、差圧が解消されると、原水供給とろ過が自動的に再開されます。
このサイクルを繰り返すことで、ARSは安定したろ過性能を維持しながら、連続運転を実現します。

左:ろ過動作|右:逆洗動作

左:上から見た逆洗動作|右:スクリーン内側からジェット水流で異物を除去する様子
今日も当社の製品が、安定した魚体洗浄ラインの稼働をしっかりと支えています。