[インタビュー]川岸牧場(肥育)|濡れない霧冷房で夏季の餌食いを改善し、但馬牛の体重増加と電気費用を削減
[インタビュー]藤井畜産(肥育)|霧の気化熱で牛舎内温度を低下、肉牛の健康増進と夏季の食欲改善を実現


ユーザー紹介
奈良県高市郡で肉牛、繁殖牛、育成牛などを飼養されている農家さまです。最新鋭の設備導入を行い、牛にストレスを与えないことを重視した運営を行っておられます。遠隔監視システムで24時間牛舎の状況を確認し、併せて牛の健康状態や発情状況などを各種データを基に管理されるなど、次世代型の畜産に積極的に取り組まれています。
導入事例インタビュー|藤井畜産 代表 藤井 進様、藤井 真悟様
「繁殖のため牛舎を35℃以下にする必要があり、仔牛の健康やコストも考えるとCoolPescon®CHが最も良い。」
この事例で使われている
ソリューション・製品
牛舎温度が40℃を超えていた
うちは元々メインの仕事で家畜商、サブで肥育の事業をしていたんだけど、今年に入って息子が跡を継ぐと言うので新たに和牛の妊娠牛を仕入れて、繁殖を始めようとしたのが暑さ対策を考えることになったそもそものきっかけだね。
建屋は昔からの牛舎なんだけど、温度を測ってみると35℃くらい。そこに扇風機をつけているから、体感で2℃は下がっているかなという認識だったんよ。牛舎が35℃を超えると人工授精の種(凍結精液)が熱で死んでしまうんでダメ。33℃なら、これまでこの牛舎でやってこれたというのもあるし、まぁ行けるだろうと考えてた。
後日獣医さんが来て、子宮に手を突っ込んだところ「熱っ!」となって。子宮の温度が高すぎる、とても種付けが出来るできではないですよと。
温度を測り直してみると、通路は35℃だったが牛床の方は40℃を超えていた。至急対策をしないといけない。付き合いのあった牧場でCoolPescon®CHを見ていたんで、もう即決した。
他社製品との比較
即決と言ったけど、事前に他社の製品は色々見て知ってはいた。よそのミストは霧が水滴になってポタポタポタポタ落ちていた。値段的にもそんなに安いこともなくて、何より水で濡れるとおが屑に大腸菌が繁殖するので仔牛の健康に悪い。悪いことをわざわざすることもないからね。
あとスプリンクラーも検討したけど、うちは地下水じゃなくて水道を使うから、コストが大変なことになるので却下した。濡れない霧で、水道代もほとんどかからないこれしかないと。決まったね。
導入効果
朝6時から晩7時まで利用していて、牛舎全体の温度が3~5℃下がった。実は牛のお腹に計測器が入っていて、毎日データを取ってるけど、体温やその他の数値を基にしたグラフで確認すると、CoolPescon®CHを入れてからはストレスが減っている。
獣医さんも子宮の温度が低下したと言っている。機械と人、両方とも効果があったと判断できてるよ。それに肉牛に関しては夏の食い込みも良かったよ。
今後について
奈良のこのあたりは昔から暑いんだけど、年々暑さが酷くなってきてる。数年前には周りの山の樹が伐採されてはげ山になって、暑さに拍車がかかってる。
断熱性のある屋根や畜舎を作るとなると費用の桁が違うことになる。CoolPescon®CHがあれば、牛にストレスを与えない牛舎が作れる。応援してます。
その他の設備について
肥育牛、妊娠牛、肉用牛の状況を遠隔監視システムで24時間確認。スマートフォンを使用してモニタリングできるため、買付けなどで北海道などの遠方に出張する際も出産状況などを把握し、現場に適切な指示を出すことができる。
併せて牛の体温を常時計測しており、体調変化などを数値からも確認することができる態勢を整えている。