
[事例]コーヒーフレッシュ容器への消毒液スプレーを最適化し不良品発生を大幅低減|食品衛生法適合
この事例で使われている
ソリューション・製品

あるマウスウォッシュ製造工場の生産設備エンジニアは、包装ラインに追加導入する装置の設計に課題を抱えておられました。

マウスウォッシュ製造は、大きくは、液の調合、ボトル充填、包装、出荷の工程に区分されます。なかでも包装工程は、充填済みボトルのシュリンクフィルム包装、ラベル貼り付け、ロット印字など、消費者が製品を手に取った際の印象を左右する重要な役割を担っています。

シュリンクフィルム包装とラベル貼り付け
今回追加するのは、一連の包装工程を終えた製品へ帯電防止剤を塗布するプロセスです。帯電を抑えて包装済みボトルへのダスト付着を防止し、外観検査後もこれまで以上にクリーンな状態を維持したまま出荷することを目的としていました。

当初はスプレーガンを用いた塗布方法を検討されていましたが、包装ライン全体は自動化されており、このプロセスにのみオペレーターを配置することは困難でした。加えて、スプレーガンを採用した場合、装置が大掛かりになる点も課題でした。

こうした背景から、自動噴霧を可能にするコンパクトな装置設計が必要となり、その検討にあたり、スプレーノズル専門メーカーである当社へご相談をいただきました。
ご相談を受けた担当営業員は、帯電防止剤にコンプレッサーエアーを混合して微粒化する2流体スプレーノズルを選択。ライン幅全体をカバーするため、扇形状のスプレーパターンを持つ「BIMV」シリーズに着目し、コンプレッサーエアーで液を吸い上げる機能(サクション)を備えた「BIMV-S」を選定しました。
このサクション機能により、液に圧力を加えてノズルへ供給するポンプが不要となり、装置構成の簡素化につながります。タンクに液をため、チューブでノズルへ接続するだけで、コンプレッサーのみを用いた帯電防止剤の微粒化塗布が可能です。人手による付きっ切り作業を排し、包装ラインへの組み込みを前提とした自動運転に対応しています。

噴霧テストでは、20~30ミクロンまで微粒化された帯電防止剤が扇形状に広がり、ライン幅全体を覆いながら、搬送されるボトル全体へ均一に塗布できることを確認しました。1時間当たりの液の消費量は1リットル未満に抑えられています。

霧のいけうちの2流体ノズルシリーズはこれからも工程の自動化や省力化をはじめ、品質の維持向上、水・薬液の消費量低減に貢献し続けます。