[事例]国宝松江城に「天空の城」を創出、国内最大級の人工雲海で記念事業を彩る
[事例]イベント演出|排ガス冷却や粉塵対策で活躍するガチ工業用スプレーノズルでクジラ大噴水をつくってみた


この事例で使われている
ソリューション・製品
天空に現れた「海」とクジラの大噴水
2024年の夏、大阪・あべのハルカス「天空庭園」で、水遊びイベント「HARUKAS SKY OCEAN」が開催されました。
テーマは「天空に出現した海で水遊びしよう!」。地上300mの絶景を背景に、水鉄砲やミスト噴射で思いきり遊べる、暑い夏にぴったりのイベントです。なかでもひときわ注目を集めたのは、シンボルキャラクターのクジラ。その背中から高さ10メートルもの噴水が豪快に噴き上がり、子どもたちの歓声が響き渡りました。
※2024年夏に開催されたこのイベントはすでに終了しております。
タフガイノズルの意外な活躍
この迫力の噴水を支えていたのが、実は当社 霧のいけうち のスプレーノズルです。普段は排ガスを冷却する「排ガス冷却」や、産廃処理場で粉じんを抑える「鎮塵」など、ハードな現場で活躍するタフガイのノズル。そんな彼(?)が今回はかわいいクジラの背中に取り付けられ、子どもたちを笑顔にするお手伝いをすることに――そのギャップに、担当営業も思わず「まさかこんな場面で!」と驚いたそうです。
笑顔の裏側に――営業担当のひと工夫
単純に高さ10メートルまで水を噴き上げるだけでは、落下した水が床をびしょぬれにしてしまいます。そこで、空中で霧がほどよく拡散し、心地よく楽しめるような「ちょうどよい霧」をつくる工夫が必要でした。
ノズルの噴霧角度・圧力・流量を慎重に吟味し最適な型番を選定。さらに、通常のハードな現場ではまず行わない「真上への噴霧」を工場で実験し、その様子を動画に収めてイベント担当者と共有。こうして試行錯誤を重ね、納得の仕上がりにたどり着いたのです。
笑顔は来年も続く、そして次なるステージへ
子どもたちに大好評だっただけでなく、あべのハルカスからの評価も上々。2024年に実施した本イベントの好評を受け、2025年も当社製品による演出が継続されることが決まりました。
霧のいけうちはこれからも、産業・工業分野にとどまらず、雲海による景観演出や涼を誘うミスト冷房、そして心躍るイベント演出を通じて、人々に驚きと快適さを届けてまいります。
本事例で使われたスプレーノズルの噴霧動画