[簡易事例]食品加工工場でのタンク洗浄ノズル導入による発酵槽の自動洗浄(人手不足解消策)
[簡易事例]食品加工工場でのタンク洗浄ノズル導入による発酵槽の自動洗浄(人手不足解消策)
この事例で使われている
ソリューション・製品
導入の決め手
- 自動洗浄を実現できる3次元回転タンク洗浄ノズルであったこと。
- 実際の設備に取り付けて行ったテストで、高いタンク洗浄効果が実証され、同時に人手不足解消策としても有効であることが確認されたこと。
ユーザーの課題
広島県府中市にある金光味噌様では、米麹を作る工程で使用した発酵槽を手作業で洗浄されていました。同社の無農薬・無添加味噌は評判が高く、特に海外市場での需要が急増し、現在では輸出が全体の90%を占めるまでになっています。受注の増加に伴い、人手不足が深刻化していました。
発酵槽(タンク)のサイズは直径3.5m、高さ4mで、2~3日に一度の洗浄が必要です。水道水を高圧洗浄機に接続し、手作業でタンク洗浄を行うのに約2時間かかっていました。この洗浄時間を短縮し、他の業務に充てることで人手不足解決策としたいとの要望がありました。
いけうちからのご提案
現状のヒアリングと現場確認を経て、ユーティリティに適した仕様の3次元回転ノズルを選定し、最適な設置位置を提案しました。さらに、サンプル機を使用した実地テストを行い、期待通りの洗浄効果が得られることを確認しました。
洗浄ノズル取り付け前の発酵槽 | 洗浄ノズル取り付け後 |
導入効果
- 手作業が自動洗浄に置き換わり、2時間かかっていた工程が約10~20分に短縮され、作業負担が大幅に軽減しました。これにより、人手不足の解消にも貢献しています。
- 3次元回転ノズルを使用することで、タンク内壁の360°全方向をほぼ完全に洗浄できるようになり、最終的な仕上げ作業のみで済むようになりました。
- 温水洗浄が可能となったことで、たんぱく質汚れもしっかり除去でき、臭いの残りも解消されました。