技術情報

[事例]プレッシャーオープンノズルで飲料工場のコーヒー抽出タンクCIP洗浄を効率化

この事例で使われている
ソリューション・製品

導入の決め手

  • 洗浄時以外は接液部が閉じており、異物の入り込みを防止できる機構を備えたノズルを選定したこと。
  • どの製品がいいのかわからない
  • 全部でいくらになるのか知りたい
  • まず何をすればいいの?
  • なんでもご相談ください

お客様の課題

あるタンクメーカー様では、飲料工場向けコーヒー抽出タンクのCIP洗浄用ノズルの選定に課題を抱えていました。

コーヒー抽出は、タンク底部にコーヒー粉を投入し、下部から熱湯を徐々に注入する工程から始まります。熱湯がタンク上部に達するまで注入が続き、その間にコーヒーが抽出されます。抽出後、コーヒー液はコーヒー粉が混じらないよう、同じく上部に設けられたフィルターを通して吸引されます。

その後、タンク内面の洗浄が行われます。この際、特に汚れが溜まりやすいフィルター部分のコーヒー粉を取り除く必要があります。そのため、ノズルはフィルターより下に設置され、水平方向に回転しながらフィルターを含むタンク内全体を扇形状のスプレーで洗浄します。

しかし、ノズルがフィルターより下に設置されているため、抽出中は常にコーヒー液に浸かり、コーヒー粉がノズル内部に入り込む問題が生じていました。
その結果、ノズルの詰まりや回転不良が頻発し、多い時には1日に5回もタンクから取り外して清掃する必要がありました。この状況は生産性を大幅に低下させる深刻な課題となり、早急な解決が求められていました。

いけうちからのご提案

プレッシャーオープンノズル「RJ2-PON」を提案しました。
このタンク洗浄ノズルは、洗浄時に洗浄液の圧力で回転体がタンク内に突出し、洗浄後には自動的に閉じて、回転体の端部がタンク内壁とフラットに揃う構造となっており、接液を完全に遮断します。

タンクに横向きに取り付けるだけでなく、上部鏡板に差し込んで下向きに設置することも可能です。

このような機能を備えているため、コーヒー抽出中に粉がノズルに入り込む心配がありません。

導入効果

試験機として1台をご購入いただき、実機に取り付けて半年間使用した結果、回転不良は発生しませんでした。その後、量産用として追加発注をいただき、納入先の飲料工場で安定した稼働を続けています。

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