技術情報

川岸牧場 さま

ユーザー紹介

兵庫県西脇市で神戸牛・松坂牛・近江牛などの元となる『但馬牛』の雌のみ340頭を飼養。2008年に新築した牛舎は明るく清潔で、牛のストレス低減のため牛舎内にクラシック音楽を流すなど環境整備に努めておられます。過去に農林水産大臣賞を4回受賞、国内外からTV取材や見学者が頻繁に訪れるなど、日本トップクラスの肥育農家として活躍されています。

導入事例インタビュー|川岸牧場 代表 川岸 裕人様、秀美様
「良い素牛で、良い餌で、良い環境で、じっくり時間をかけて飼う。どれか一つ欠けても駄目だろう。」

この事例で使われている
ソリューション・製品

夏季の餌食いを良くしたい

牛がストレスを感じないよう、心地よい環境を作るのが我々の仕事です。特に夏季は牛舎内が非常に暑く、暑さのため餌食いが悪くなる傾向があり、この改善が大きな課題でした。

以前は屋根散水を行っていましたが、屋根に断熱材を入れていることもあって効果がなく、また、併用して大型ファンを高出力で稼働させていて、電気費用が30万円/月と高額だったためこのコスト削減も課題になっていました。

TVのニュース番組がきっかけ

TVのニュース番組内で、大阪駅の暑さ対策としていけうちさんの『濡れない霧』が取り上げられているのを見て、牛舎の冷房にも利用できるのではと考えたのが検討のきっかけです。

よくある細霧冷房のように水がポタポタと落ちることもなく、また濡れないのなら湿度上昇も少ないだろうと思いました。農業改良普及省の方からも冷房装置として良いだろうとアドバイスがあり、それならこれにしようと決めました。

-6℃の冷房効果

導入後、すぐに効果が現れました。まず直接的な効果として、牛舎内温度の低下です。外気温と比較し、平均して6℃低下しました。最初1棟だけに導入していたのですが、未導入の牛舎と比べ明らかに涼しかったので、急遽残りの2棟にも追加した程です。

そして温度が下がったことによって、経営に直結する2つの大きな効果が現れました。

大幅な体重増加と節電効果

それは牛の体重増加と、電気費用の削減です。

導入前は600kgを超えれば凄かったものが、冷房して食べやすい環境になったことで当たり前のように600kgを超え、さらに増えて現在平均出荷体重は650kgを超えています。小柄な但馬牛の雌でこの体重は凄いことです。

また併用するファンも低出力の稼働で事足りるようになり、電気費用は20万円/月まで削減できました。

あくまでうちでの話なので、全ての牧場に当てはまるものではないと思いますが、牛飼いの仕事を補助できる優れた製品だと言えます。

肉処 樹(TATSUKI)

自社牧場の但馬牛や神戸牛を販売する直売所を経営。遠隔地の方向けにネット通販も行っています。良質な但馬牛をぜひ一度ご賞味下さい。

[HP] http://tatsuki-beef.com/

[Facebook] https://www.facebook.com/tatsuki.1229/

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