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TOMOI R&D さま

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舞台や映像の総合演出を手掛けられる金属加工企業様。ステージとスクリーンが現実と空想の境界にあるとのお考えを持ち、
凝り固まった価値観から一歩飛び出した造形創造に余念がありません。
そんな中で、ステージ&スクリーンの新たな表現であるウォータースクリーンに注目されています。
今回は京都・大覚寺様で行われたイベントでの演出についてお話を伺いました。

この事例で使われている
ソリューション・製品

顔写真:TOMOI R&D 代表 友井 隆之 様

「普段の景色に溶け込み、幻想的な空間を演出してくれます。まさに、ふっと現れては消える霧のように。」

いけうちを知るきっかけ

舞台演出のため池の上にウォータースクリーンを製作した時のこと。我々は金属加工業者なので、工場にあった鉄パイプを加工して水を高圧噴射することによりスクリーンを作りました。イベント自体は成功したのですが、もっと鮮明なスクリーンを作りたくなり、工業用のノズルを探しました。

知り合いの業者さんに尋ねたところ、ノズルメーカーのいけうちはどう?と紹介を受けました。

はじめは自分で選定

まずはじめは噴霧角度が15°のVVPというノズルで実験しました。これはいけうちのカタログに掲載してある製品の中から私自身で選定しました。

使ってみた感想は「もっと早く知れていれば」。鉄パイプより断然使いやすいし、何より霧の細かさや噴霧パターンを種類豊富な製品の中から選べるといった点がとても良いです。霧の粒が粗いと映像がキラキラ反射しやすく、細かいと柔らかい印象を与え、場合に合わせて演出を変えることができます。こんなに良いことはないですね。しかし、このノズルはスプレーパターンが扇を開いた形をしているため映像投影できる範囲が限られ、遠目に見るとV型に縞模様が出てしまっていました。そういうこともあり、今回の大覚寺さんのイベントでは、営業の方に相談させてもらおうと決めていました。

専門家の意見を聞く

営業の方に連絡を取るとすぐ訪問してくれ、こちらの希望を伝えるとその場でノズルやポンプの選定、どんな内容で実現可能かなどを具体的に説明してくれました。経験則に基づいた見解は、とても説得力があり安心できました。

大覚寺さんでの舞台装置は特殊で、池の上に浮き桟橋のような土台を作り、その上にポンプやノズルの配管などを設置。スプレーパターンは扇形ではなく、細い直線噴射にした方がノズル間の距離が狭まり映像投影範囲が広がるという点、前回よりスクリーンの仕上がりを上げていきたいという点から、営業の方にCCPを選定いただきました。

私たちは他社と違って配管をゲート状に上に組むのではなく、足場に組むことにこだわりを持っています。足場に組むことで景観が守られると同時に、普段の景色から幻影が現れることで感動を演出したいんです。まさに、ふっと現れてふっと消える霧のように。

大覚寺でのイベントを経て

今回の結果ですが、概ね満足しています。スクリーンの高さは希望には届きませんでしたが、映像の鮮明さが格段に上がりとても嬉しいです。特に黒が良く映えました。
未完成な部分もまた魅力かと思います。私自身、いけうちさんとともに挑戦し続けることができますので。今回のアドバイスが改良に繋がったことに、とても感謝しています。

強い棒流を発生させる 直進ノズル CCP

液抵抗を最小に抑える内部設計により、非常に大きな噴霧流量を実現。高圧洗浄や製紙のトリミングなどの用途にも活用可能です。

写真:直進ノズルCCP

▲直進ノズルCCP

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