[事例]コーヒーフレッシュ充填前の容器消毒を改善し不良品発生を大幅低減|食品衛生法適合
[事例]製菓工場|2流体ノズルでシュー生地を濡らさずソフトに調湿|焼成中の割れ不良を80%低減


この事例で使われている
ソリューション・製品
導入の決め手
- 対象の食品生地に最適なスプレーノズルと設置レイアウトを提案し、適切な調湿を実現できたこと。

お客様の課題
ある製菓工場様では、シュークリーム生地の焼成時に発生する割れを抑えるため、トンネルオーブンへ投入する前の調湿方法を検討されていました。
割れの主な原因は焼成中の乾燥にあります。生地の含水量を増やせば割れを防ぐことはできますが、それでは焼き上がり後の食感に悪影響を及ぼします。
そこで、焼成前のコンベアライン上で、生地の水分量を調整する方法についてご相談をいただきました。
いけうちからのご提案
まず、生地にごく少量の水を微細な霧状にして均一に吹きつけられる2流体スプレーノズルを選定しました。このノズルは、生地の表面を適度に湿らせながらも、過剰に濡らすことなく、理想的な水粒子を噴霧します。
このノズルを、お客様側でご準備いただいた食品衛生法に適合したノズルヘッダー※に取り付けることで、コンベア幅全面に均一に噴霧ができるユニットが完成しました。
※「BIMJ」は食品衛生法に適合したスプレーノズルです。ノズルヘッダーについては、お客様で適合品をご準備いただくか、弊社営業担当までお問い合わせください。
導入効果
不良率を80%低減することに成功し、商品の廃棄を大幅に削減できました。
応用ユニット製品の開発計画
噴霧制御盤と加圧タンクをカートに搭載し、ノズルヘッダーと組み合わせて使用できるポータブル噴霧自動制御ユニットの基本設計を進めています。
電源とコンプレッサーエアーを供給するだけで、既設の製造ラインに横付けし、自在なスプレー操作が可能になります。さらに、設置作業や配管工事を不要とし、手軽に導入できる製品の完成を目指しています。