[事例]プレッシャーオープンノズルで飲料工場のコーヒー抽出タンクCIP洗浄を効率化
[事例]飲料工場向けタンク洗浄ノズル|調合タンク内面を自動CIP洗浄|1日4時間の手作業を削減


この事例で使われている
ソリューション・製品
導入の決め手
- 水平方向に回転しながら扇形の水流でタンク内面を360°洗浄できるノズルを選定したこと。
- 現場を訪問し、既設ノズルの設置高さが適切でないことを確認して最適な設置位置を提案できたこと。
- 取り付けノズルを2個に増やし、タンク内全面を効果的に洗浄できる配置を提案したこと。

お客様の課題
ある飲料工場様は、フルーツジュース調合タンクの洗浄に課題を抱えておられました。
現在使用しているタンク洗浄ノズルが十分に機能せず、次のロット投入が迫るなか、急いで人手で洗浄せざるを得ない状況が続いていたのです。
工場にはタンクが40基あり、3日に一度、それぞれを洗浄する必要があります。
1基あたりの手洗浄時間は約10分であり、1日あたり平均4時間もの手作業が発生していました。
こうした洗浄作業の負担を軽減するため、当社にタンク洗浄ノズルの取り換えについてご相談をいただきました。
いけうちからのご提案
今回の課題に対し、水平方向に回転しながら扇形の水流でタンク内面を360°洗浄できる「ES」シリーズが最適であると判断しました。
そして現場訪問、タンク内部と既設ノズルの状態を確認したところ、ノズルの設置高さが適切でないことが判明しました。投入された原料が供給口からタンクに入る際にノズルに干渉し、付着して目詰まりが発生しやすくなっていたのです。
この問題を解決するため、まずは「ES」シリーズを供給口よりも高い位置に設置することを推奨しました。
さらに、既設のノズル1個ではタンク内全面を十分に洗浄できていないことも確認できたため、「ES」シリーズのノズルを2個設置し、互いの洗浄死角をカバーできる配置を提案しました。
導入効果
- タンク内面を隅々まで洗浄できるようになりました。
- 手作業なしでの自動CIP洗浄(定置洗浄)が実現しました。
- 次のロット投入前の慌ただしい作業によるストレスから解放され、作業負担が大幅に軽減されました。
- 1日あたり平均4時間の作業時間を削減し、他の業務に充てることができるようになりました。